拡大・縮小ソフトあれこれ(拡大前編)

久しぶりの比較ネタ。内容もネタなので参考程度に。
あまりにもでかい比較画像(2.25Mb)
今回の比較ソフトは、『拡大、縮小ソフト』です。
全4回を予定していますが、拡大前編の今回は、写真の拡大を比較します。
写真と言っても、元画像は3Dのレンダリング結果なので写真なのかどうなのか怪しいですが……。
ちなみに、あげた画像の元は6Mbもあって流石に無理だったので256色に減色してますので若干差異は生じてますが、ご了承ください。
さて、今回使用したソフトは次の7つです。
簡単な説明と共に紹介。
『Bitmap Resizer』 高額なハイエンドグラフィックアプリケーションだけに搭載されていた補間型任意倍率の拡大縮尺機能を搭載
『画像拡縮』 独自アルゴリズムによる画像縮小(バイリニア補間ベースの画像拡大)
『藤 -Resizer-』 3-lobed Lanczos-windowed sinc 補間法で拡大・縮小
『SmaHey』 初めは縮小専用。現在は拡大にも対応
『Photo Zoom Pro』 海外シェアウェアソフト。19,500円で、体験版はウォータマーク
『Mugen Viewer』 ロゴ、イラスト系のビットマップ画像を、独自のアルゴリズムで、無限に拡大
『CGえふぇくたおにぎり』 こちらを参照
なぜ元画像が拡大画像と同じなんだというツッコミに対してですが、元画像は256色に減色した奴をそのままピクセルをデカくしたものです。
なのでアンチエイリアスの為のピクセルもそのままでかくなってます。
この中でも今回注目するのは『Mugen Viewer』です。
このソフトは、Javaを利用したネットからのインストールなので少し戸惑いますが、作者のサイトのとおりにすれば(ただクリックすれば)大丈夫です。
ロゴやイラスト系に強いので3Dのレンダラ画像だと若干不利ですがその理由は画像を見ていただくとお分かりかと。
そんなわけで寸評ですが、画像を見ていただくとわかる通り、『Mugen Viewer』はノペッとした感じになっています。
『Photo Zoom Pro』も似た感じになってますが、『Mugen Viewer』よりは控えめでいい感じ拡大されてるかと思います。
『CGえふぇくたおにぎり』は、「Mitchel」で拡大したので少しソフト(ボケた)な感じになりました。
『藤 -Resizer-』は、少しエッジが強く出ているのが見受けられます。
『Bitmap Resizer』『SmaHey』『SmaHey』は大体一緒な結果に感じられます。
ほとんど感覚での評価でまったく当てにならないので、実際に画像を見てご判断ください。
最後に使用したソフトの設定を紹介します。
『Bitmap Resizer』 「補間を行う」「輪郭補正をする」にチェック
『画像拡縮』 デフォルト
『藤 -Resizer-』 デフォルト
『SmaHey』 デフォルト
『Photo Zoom Pro』 サイズ変更方式に「S-Spline XL」
『Mugen Viewer』 デフォルト
『CGえふぇくたおにぎり』 アルゴリズムに「Mitchell」
拡大後編では、イラストを比較したいと思うので拡大の最終結果はそちらで。
『Bitmap Resizer』の配布元はこちら(vector)↓
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se105658.html
『画像拡縮』の配布元はこちら(vector)↓
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se131666.html
『藤 -Resizer-』の配布元はこちら↓
http://hp.vector.co.jp/authors/VA015850/
『SmaHey』の配布元はこちら↓
http://www.uranus.dti.ne.jp/~y-akita/
『Photo Zoom Pro』の配布元はこちら↓
http://www.benvista.com/main/content/content.php
『Mugen Viewer』の配布元はこちら↓
http://www.noids.net/mugen/
『CGえふぇくたおにぎり』の配布元はこちら↓
http://maglog.jp/moonwing/

減色ソフトあれこれ(後編)

そんなわけで後編。
更に重たい比較画像(1.97M)
画像上の略称、ソフトの紹介は前編を参照してください。
デジカメ写真にした事で結構差が見られました。
Yukari、Padie Pro、Pallete Optはほぼ同じ結果になりかなり元画像と同じになりました。
しかし、OPTPiXは若干ではありますが画像中央下辺りの水面が少し段々になってしまいました。
設定は一応自然画(風景)にしたのですが、他のタイプでも大体同じ結果になりました。
PadieとOPTPiXが大体同じ感じかなって思います。
CSWAですが、画像中央の水面がかなり潰れてしまいました。イラストの時と同様色が潰れてしまう傾向にあるのかもしれません。
お色直しはディザをかけてもはっきりと出た段々は消せませんでした。下段二つは全体的にノペッとした感じになったようです。
MS Paintに関しては色が発狂してるので論外。
総評ですが、フリーソフトにもかかわらず完成の高いYukari(Padie Pro)がいい感じです。
前編でも言いましたが、個人で使う分には申し分ない出来ではないかと思います。
ただ、あくまで出来る事が減色+α程度なのでシェアの機能には劣る部分があります。
仕事などに使う場合はやはりシェアに頼らないといけない部分が出てくるでしょう。
イラストと写真の2パターンで比較することでそのソフトの得手不得手があることもわかりました。
ただ、もっと綺麗な色塗りのイラストがあれば良かったと思います。(どっかから借りてくると良かったかも)
今回は7種類のソフトを使用しましたが、まだまだネットには減色ソフトが沢山あります。動かなかったソフトなどもあって断念したソフトもありましたので今後機会があれば更に量を増やして行ってみたいと思います。
ただ、今回はファイルサイズについては考慮していなかったので合わせて比較すれば良かったかなと思いました。
ちなみに16色の減色なので結構差が出てますが、普段使用するであろう256色だとどのソフトも綺麗に減色されますので256色の場合の参考程度に比較結果をご使用下さい。
2回に渡って行った減色比較ですがこのサイトを見て参考になれば幸いです。
また、ソフト制作者の方には勝手な比較をさせて頂いた事を感謝します。
(MS Paintは入れるべきじゃなかったな……)
上記ソフトの配布元はこちら↓
【ソフト名】減色リサイズ回転特化ツール Yukari
【作者名】Y.Nomura、Ezi、T.Chino
【価格】フリー
【ファイルサイズ】2,726,474 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://omoikane.kuronowish.com/
【備考】Vistaの場合、互換性モードを「Windows 98/Windows Me」にしないと、終了時にエラーが出ます。
【ソフト名】xPadie Pro
【作者名】Hideki Saito
【価格】フリー
【ファイルサイズ】213,885 Bytes
【インストーラ】ZIP版とインストーラ版と有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.anime.net/~sasami/ura/xpadiepro.html
【備考】
【ソフト名】Padie
【作者名】多摩川 源五郎
【価格】フリー
【ファイルサイズ】385,157 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se063024.html
【備考】配布先はVectorです。
【ソフト名】Palette Operator
【作者名】Advangate
【価格】38,000円/1ライセンス
【ファイルサイズ】3,040,964 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.advangate.com/
【備考】
【ソフト名】OPTPiX webDesigner 3
【作者名】Web Technology Corp
【価格】5,775円
【ファイルサイズ】4,321,304 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.webtech.co.jp
【備考】
【ソフト名】次世代(自称)グラフィックリタッチャ “CSWA” 試作版
【作者名】神酒河 幽幻
【価格】フリー
【ファイルサイズ】671,074 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se321217.html
【備考】配布先はVectorです。
【ソフト名】減色ソフト「お色直し」
【作者名】森保生
【価格】3,000円
【ファイルサイズ】571,207 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://homepage3.nifty.com/sohutoatorie/
【備考】

減色ソフトあれこれ(前編)

旧GIMPrinでもやった減色ソフト比較の2回目です。
ファイルがデカイので別窓です(1.78M)
始めに断っておきますが、私の比較基準は元絵とどれ位近い状態で綺麗に減色出来るかであり、減色ソフトの使用目的はウェブ上での素材やイラストの展示の為であるので、擬似階調がどうとか色空間がどうのというのは素人なのでわかりません。
あくまで私の見た目で判断してますので文章は参考程度に留め、もし使用の際には作成した比較画像を見比べてご自身で判断して頂くのが一番と思います。
(ウェブ上に掲載が目的なので見る人も素人が多いでしょうから結局は見た目が大事というのが比較のコンセプトです)
尚、旧の時にイラストだと結果がまた違ってくるというのを今回使用したCSWAの作者の方から意見を頂いたのを参考にイラストと写真の二つでの比較を行いました。
そんなわけで前後編の二回に渡ってソフトの比較を行っていきたいと思います。
前置きが長くなりましたがそれぞれソフトの紹介をしていきます。
(ちなみに今回も16色減色です)
(画像上略称) ソフト名
(Yukari) 減色リサイズ回転特化ツール Yukari
(Padie pro) xPadie Pro
(Padie) Padie
(Palette Opt) Palette Operator
(OPTPix) OPTPiX webDesigner 3
(CSWA) 次世代(自称)グラフィックリタッチャ “CSWA” 試作版
(Oiro) 減色ソフト「お色直し」
(MS Paint) Windows付属のペイント
上から順に紹介していきますが、
Yukari、xPadie Pro、Padieは全て同じ系列です。
xPadie ProはxPadieに機能を追加してビルドし直されたものであり、Yukariは多摩川源五郎氏がVisual C++で開発された減色ツール「xPadie」をDelphiに部分的に移植し、更に機能を追加したファイルです。(ヘルプ抜粋)
「減色リサイズ回転特化ツール Yukari」
Yukariは開発が終了してしまったPadieの減色エンジンを引き継ぐソフトです。
Padieはフリーソフトの中では最高峰と言われていたソフトですが、現在はProも開発が全て終了しています。
しかし、減色は他のシェアソフトにも劣らない綺麗な減色が出来ます。
減色方法も「なし」、「誤差拡散」、「gPeanos」、「平均誤差」、「アニメ」から選べ、減色エンジンの設定なども出来ます。
インターフェイスはYukari,Padie,Pro全て大体同じなので簡単です。
YukariはPadieよりもSusieプラグイン等が使えたりと若干機能が増えているのでどうしてもPadieを使いたいという方以外はこちらを使うのが良いでしょう。
「xPadie Pro」 「Padie」
Yukariの項を参照
「Palette Operator」
Palette Operatorはシェアウェアで1ライセンス38000円ですが、30日間試用期間があります。
試用版は保存するとクレジットが表示されます。
流石に高いだけあって減色は綺麗です。
減色も固定パレットが使用でき、優先度として暖色系、寒色系、輝度、色合い等が設定できます。
色空間の設定も4種類から設定でき適切な減色が可能です。
「OPTPiX webDesigner 3」
旧でも紹介したこちらもシェアのソフトです。
5775円(税込)ですが、試用版は保存が出来ないのでまたまた勝手にプリントスクリーンしたので多少画像が小さいです。
こちらもシェアだけあって仕上がりが綺麗です。
ネットを色々みてるとOPTPiXが一番綺麗という方もいて中々お勧めです。Palette Optより安いのも魅力的です。
機能も減色の他にフィルタがあったりと一通りの画像処理も出来ます。
「次世代(自称)グラフィックリタッチャ “CSWA” 試作版」
個人的に気に入っている減色ソフトですが、作者曰く、Padieの方が上ですとのこと。
前回の時は然程差が感じられませんでしたが、イラストにすると結構違いがわかります。
機能としては減色のほかに輪郭色調整などがあります。Susieプラグインにも対応しています。
「減色ソフト「お色直し」」
シェアウェアで3000円しますが、30日間試用期間があります。
機能としては減色のみですが、画面が二つに分かれていて減色前と後の違いを確かめながら出来るので便利です。
機能としてはノイズ消去やでこぼこ補正など便利な機能が備わっています。
画像ではディザ補正をかけなかったので他のよりちょっと変わってしまいました。
「MS Paint」
説明不要ですね。前回も引き合いに出しましたが、一応マスを埋めるために今回も採用。
評価ですが、色の違いは設定によって調整出来たと思うのでそこは突っ込まないとして、
YukariとPalette Optが元絵と結構近い感じがします。
OPTPiXはアニメ用の設定もあるので元絵との濃淡等も綺麗に再現されてます。
並べてみるとやはりPadieよりPadie Proの方が綺麗に減色されてると思います。
CSWAは結構草むら(狼の下あたりの緑)の濃淡がちょっと潰れてしまったようです。
お色直しは設定のせいもありますが、他のソフトと違った部分が出てきたりしていてこれはこれでいい感じです。
ただCSWA同様濃淡が潰れてしまったのが残念です。
MS Paintについては説明は要らないですね。
ソフトに勝手に順位をつけるのは作者の方に失礼なので今回はしませんが、フリーにもかかわらずシェアに引けを取らないYukariがいい感じです。個人として使う分には申し分ないと思います。
ただ、私の設定や、元絵のヘボさ(綺麗なアニメ塗りとか出来ないし……)もあるのでそれによっても結果は変わって来ると思うのでやはり自分で使ってみて比べて見るのが一番だと思います。
次回は写真での比較を行いますので総評はそちらでまた後ほど。
上記ソフトの配布元はこちら↓
【ソフト名】減色リサイズ回転特化ツール Yukari
【作者名】Y.Nomura、Ezi、T.Chino
【価格】フリー
【ファイルサイズ】2,726,474 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://omoikane.kuronowish.com/
【備考】Vistaの場合、互換性モードを「Windows 98/Windows Me」にしないと、終了時にエラーが出ます。
【ソフト名】xPadie Pro
【作者名】Hideki Saito
【価格】フリー
【ファイルサイズ】213,885 Bytes
【インストーラ】ZIP版とインストーラ版と有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.anime.net/~sasami/ura/xpadiepro.html
【備考】
【ソフト名】Padie
【作者名】多摩川 源五郎
【価格】フリー
【ファイルサイズ】385,157 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se063024.html
【備考】配布先はVectorです。
【ソフト名】Palette Operator
【作者名】Advangate
【価格】38,000円/1ライセンス
【ファイルサイズ】3,040,964 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.advangate.com/
【備考】
【ソフト名】OPTPiX webDesigner 3
【作者名】Web Technology Corp
【価格】5,775円
【ファイルサイズ】4,321,304 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.webtech.co.jp
【備考】
【ソフト名】次世代(自称)グラフィックリタッチャ “CSWA” 試作版
【作者名】神酒河 幽幻
【価格】フリー
【ファイルサイズ】671,074 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/art/se321217.html
【備考】配布先はVectorです。
【ソフト名】減色ソフト「お色直し」
【作者名】森保生
【価格】3,000円
【ファイルサイズ】571,207 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://homepage3.nifty.com/sohutoatorie/
【備考】

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