本家Linux版GIMPを使ってみた

1月 6th, 2006

せっかくLinuxを入れてるのでGIMPをインストールして使用してみました。

synapticでインストールしたので日本語版ですが、バージョンが2.0.2と若干古いです。
まだ全然Linuxが使いこなせていないので色々ぎこちないですがなんとか起動。
起動が早い・・・。
新規作成画面もwinより分かりやすくてすっきりしている感じ。(選べる内容は一緒ですが)
現在winで使ってるGIMPは翻訳が中途半端ですが、こちらはちゃんと全部日本語です。
旧PCにはタブレットを繋いでないので久々にマウスで絵を描きましたがやっぱり難しい・・・。
GIMPはwinの奴と中身は一緒なので詳しい機能等の説明は割愛しますが、ファイルを保存の際にもwinより見やすくてイイ感じでした。
ただ、Linuxには拡張子の概念が無いので(という話を研究室の仲間から教えてもらった)名前だけ付けてwinに渡したら拡張子が付いてない・・・。
(その友人の話では、分かり易いように.jpgとか付けて保存しろとの事。*.*という記述でもファイルの名前としか認識されないと。ただ、私のはGNOMEが入ってるので拡張子で関連付けとか出来るみたいですが・・・)
まぁ、win側で.jpgを付けたらちゃんとjpgファイルになってくれたので良かったですけど。
GIMPのようにマルチOS対応のソフトだとOS毎に比較できるんで面白いですなぁ。
流石にMacは持ってないので使えませんが・・・。(Macにも面白そうなのが一杯あるんですけどねぇ)
詳細データはこちら↓
【ソフト名】GIMP
【作者名】The GIMP Team
【価格】フリー
【ファイルサイズ】プラットフォームによってまちまち
【インストーラ】有
【対応OS】Windows,Mac,Linux(tar.gz)
【配布先】http://www.gimp.org/
【備考】

リトルペイント

1月 5th, 2006

以前旧GIMPrinで紹介した『Janus』の作者の方が製作したもうひとつのソフトです。

その名も『Little Paint』
名前は小さくてもとっても高機能です。
まず、今回使用したのが水彩です。
ペインターにあるような塗っている間は色が重ならず、乾かすコマンドをした後だと色が重ねられるという機能が備わってます。
まぁ、私は色塗りが面倒なので適当に塗ってる分にはありがたみが良くわかりませんが・・・。
他にもブラシを自作できます。テクスチャ、描画手法、密度等々結構細かいところまで弄れるようです。
フィルタは今回使用しませんでしたがこれも結構量が多くて色々出来るみたいです。
それと、ネットワークデータ共有なんて機能もありました。便利なのかどうなのか。
なんとなく漠然とした紹介なのであまりパッとしませんが、起動は軽いしアンドゥも無限で最近使った色が呼び出せたりと他のソフトに無い機能も沢山あります。
ただ、作者のHPには具体的なソフトの使い方等が無いので色々と不便な面もあります。
でも、使ってみると結構イケてるのでしばらく使ってみようと思います。(イケてるって・・・)
詳細データはこちら↓
【ソフト名】リトルペイント
【作者名】りげる
【価格】フリー
【ファイルサイズ】色々種類があるので略
【インストーラ】exe版、インストーラ版両方有
【対応OS】Windows
【配布先】http://homepage2.nifty.com/ais/
【備考】

イマジノス

1月 3rd, 2006

明けました。今年も色々ソフト紹介していくのでよろしくお願いします。

そんなわけで新年一発目のソフトは『ImageNos』
このソフトはフィルタソフトなんですが、一般の方はまず使わないような機能がちらほらと・・・。
その機能は膨張、収縮、そしてラベリングです。
実はこの機能は、私の研究室でメンバーの一人がやっている研究で使用している画像処理なのです。
その研究とは、トポロジカルマップを使用した自立移動ロボの研究なんですが、簡単に説明しますと、
手書きで描いた地図をロボットに読ませて、ロボットがその地図からルートを計算して目的地まで向かうというものです。
まぁ、研究の話はいいとしてなぜそれにこのフィルタが関係あるかというと、ロボに地図を読ませ、計算させるためにはなるべく最低限の情報を与えた方が計算も速くなりますしその分高速化できます。
そのためにこの3つのフィルタを使用して地図の情報を必要な分だけ抽出するという必要が出てきます。
私の説明だけでは良くわからないと思うので、実際に画像とあわせて説明します。
まず、左が元の地図画像です。(YAHOO地図を使用しました)
最初に色情報を少なくするために2値化します。
(2値化とは濃淡のある画像を、白と黒だけで中間のグレーの階調のない2値画像(1bit)に変換する処理の事です)
研究では更に高速化するためにHSVで2値化してますが、今回は文字を消したかったのでRGBの緑で2値化しました。
(閾値は100~200、白が道になります)
次に線と線の間の欠け(ドット抜け)を埋めるために膨張という機能を使用します。
これは、8近傍のドットを参照して周りに黒があった場合白にして線を太くするという機能です。
次に収縮ですが、さっきの膨張と逆で線を細くする作業です。
本当なら研究では道が1ドットになるまで収縮を繰り返しますが、上手くいかなかったので道が若干太いです。
最後にラベリングですが、これはドット一つ一つに番号を付けていくという作業ですが、コレを使用するとドットの集まりを数字で分けることが可能です。
(実際はここでラベリングではなく特異点抽出という作業が入りますが無いのでラベリングにしました)
青がひとつのまとまり、赤がつながってないドットのまとまりとなります。
新年早々めんどくさい話から始まりましたが、他にもこのソフトには重心を求めたりと結構画像処理の研究の基本的な事を抑えているので色々参考になります。
まぁ、画像加工にはあまり向かないかもしれませんけどね。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】ImageNos
【作者名】baruth
【価格】フリー
【ファイルサイズ】404,976 Bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/2489
【備考】