イメージコンプレッション

画像処理系のソフトを紹介。
ImageCompletion
『ImageCompletion』は、画像の任意の部分を補完し、修復するソフトです。
なんの事やらですが、簡単に言うと、画像中の任意にマスクした部分を、マスクされた周辺の色情報からマスクの部分の色を補完して取り除くソフトです。写真に写った憎いアンチクショーの姿をマスクしてこのソフトを使えば違和感無くいなかった事になります(限界はありますが……)。
使い方は、まず、画像中に消したい部分を単一色(わかりやすいように(255,0,0)とか)で塗りつぶします。
次に、本ソフトを起動し、左の「Masked Image」に先ほどマスクした画像を読み込みます。
「Parameters」の一番下の「Mask Color」でマスクするのに使用した色(255,0,0)を選択します。
ここで選択した色が補完され、修復されます。
他のパラメータは基本的にデフォルトでO.K.
「FixHole!」で補間を開始します。
ちなみに処理はすごく遅いので気長に待ちます。
終了すると、参考に作成した画像の右側のように、周りの色と都合付けながら違和感の無いように無かった事にしてくれます(画像中の「氷結」の文字が消えてる)。
ちなみにパラメータの意味ですが、
・Number Of Levels:解像度レベルを設定。1が元画像の解像度。(値が大きい程計算量が多くなるぽい)
・Neighborhood Radius:参考にする近傍ピクセルの数。1で9px、2で25px、3で49px。
・Number Of Rounds:多分、どの解像度レベルまで補間を行うか(1が元画像の解像度)。
本来は写真に付いた傷等を修復する為に使うようですが、うまくやればと綺麗に除去する事も可能なのでお試しあれ。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】ImageCompletion
【作者名】Michal Zmiri-Yaniv,Moshe Ofry,Ami Bruker,Tal Hassner
【価格】フリー
【ファイルサイズ】1,351,579 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www2.mta.ac.il/~tal/ImageCompletion/
【備考】.NET Frameworkが必要