よつばペイント

実は同じソフト。
よつばペイント

『よつばペイント』は、線画補正が付いたお絵描きソフトです。

シェアウェアで5,600円ですが、試用版として30日間か50回起動のどちらかを満たすまで使用することが出来ます。

このソフトは、以前紹介した「4th Paint」と同様のソフトで、現在はよつばペイントと名を変えて開発されております。
線画補正は、今となっては当たり前の機能となりつつありますが、ペイントツールSAIや猫ペイントに実装されているような、描いた曲線を綺麗に保管してくれる機能です。
一度この機能にハマると、補正が付いていないソフトを使用した場合、自分のガタガタな線にガッカリしてしまい、もう補正機能が無いソフトは使用出来なくなってしまう、魔性の機能です。

本ソフトの珍しい機能として、「水彩境界」があります。
水彩ブラシ自体は珍しいものではありませんが、この水彩境界は、塗った部分の縁を濃くしてくれる機能です。
水彩絵具で描いた後の乾いた状態ぽい感じですが、詳しい事は公式サイトに画像があるので気になる人はそちらへどうぞ。
この水彩境界を活躍させるためには、ブラシ先が多少大きくないとうまい具合に境界がでないため、使いどころが難しそうです。

この他に、使用していて便利だと思った機能が「矩形選択」です。
自分で範囲を指定した矩形選択も出来ますが、「選択レイヤ変形」を使用すると、描画されている部分の最小矩形が自動で選択されます。
下書きの段階で、もっと上に移動させたい場合などに、簡単に描画領域だけ選択して移動させる事が出来ます。

最後に注意点ですが、画像の保存方法についてです。
オフィシャルのQ&Aにもありますが、Vista以上のOSの場合、一般ユーザで本ソフトを起動すると、「一般ユーザでは保存できません」といった旨のポップアップが表示されます。
試用版じゃ保存出来ねーのかよ、という訳ではなく、起動する場合は、本ソフトのアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
管理者権限でソフトを起動しないと画像が保存出来ないので、管理者権限を使用している方は注意して下さい。

これからのお絵描きソフトは、線画補正+αといった感じになってきているので、差別化を図るのも難しくなってきそうです。

詳細データはこちら↓
【ソフト名】よつばペイント
【作者名】4th Paint Project
【価格】¥5,600
【ファイルサイズ】4,156,445 bytes
【インストーラ】無
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.4paint.net
【備考】シェアウェアソフトはこちら

FaceGen Modeller

これはすげぇ。

『FaceGen Modeller』は、3Dの顔生成ソフトです。
シェアウェアは$299(約26,911円)で、生成した顔データを3Dモデルデータにエクスポート出来ます。
今回使用したフリー版はエクスポートは出来ませんが、それ以外の機能はフルで使用できます。
顔の生成は、細かいパラメータ(顎を上げるとか、目の幅を変えるとか)が何十もあり、それらをひとつずつ調整していくわけで、ハッキリ言って理想の顔を作るのには相当根性が要ります。
イメージ敵にはOblivionというゲームのキャラメイクな感じです(むしろまんまですが……)。
これだけだとすげぇ面倒なソフトに思えますが、売りはそこではなく、当ソフトのもうひとつの機能、PhotoFitです。
PhotoFitは、正面、左右の顔写真から、上記の何十ものパラメータを自動調整して、顔写真に近いモデルを生成してくれる機能です。
しかも、正面の写真だけでも生成できるので、横顔の写真も不要です。
ただし、横顔の写真がないと、鼻の高さ等が変わってくるので、そこは自分で調整しないといけませんが、正面顔だけでもかなりの精度で生成してくれます(画像参照)。
また、写真をテクスチャとして貼り付けてくれるので、簡単に顔が作れます。
尚、自動生成中は別途ウィンドウが立ち上がります。ウィンドウ右下に計算中の顔が表示され、上部には、赤字で「処理中だからウィンドウは動かすなよ」的な英語が表示されます。
しかも右下の顔がブルブル震えながら拡大していく様は、軽くホラーなので一見の価値ありです。
フリー版ではここまでで、後は画像データに吐き出す事しか出来ませんが、簡単に顔写真から立体に起こせるのは面白いのでお勧めです。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】FaceGen Modeller
【作者名】Singular Inversions Inc.
【価格】$299
【ファイルサイズ】38,240,768 Bytes
【インストーラ】有
【対応OS】Windows
【配布先】http://www.facegen.com
【備考】シェアウェアソフトはこちら

ヴュー

景観ソフトと言えばアレですが……。

『Vue』は3Dの景観シーンを作成するソフトです。
フリーでは「Terragen」が有名ですが、こちらはシェアウェアで、一番高いxStream版は228,900円します。
発売元のイーフロンティアでは、最新版のVue7の体験版がダウンロード出来るので、今回はそちらを使用しました。
尚、ダウンロードするには簡単なアンケートに答えないといけないのでまじめに答えます(個人情報の類は無し。メアドくらい)。
ダウンロード出来る無償学習版という名の体験版(以下:PLE)の制限事項は以下の通りです。
* Vue 7 PLEはその用途を個人使用に限定し、商用利用することはできません
* 他のPLE環境と、データのやりとりをすることはできません
* Vue 7 PLEで作成したファイルは、他のVue製品との互換性がありません
* レンダリング解像度の制限はありませんが、レンダリングイメージには透かしと製品ロゴが入ります
* レンダリング解像度が800×600以下のイメージは、Vue 7 PLEインストール後30日間は透かしなしでレンダリング可能です
レンダリング時に透かしは入りますが、オブジェクトのインポート、エクスポートも出来るのでPLEと言えど中々遊べます。
Vueの機能を今更説明するのもあれなので、詳しい機能については専門サイトに譲りますが、今回初めてVueを触った感想をお話します。
まず、マップのオブジェクトの基本形(山とか雲とか)を適当に並べてレンダリングするだけでもそれなりの景色が作れるところがTerragenと違い、感覚的に触れていい感じです。
植物(森とか)の置き方が良くわからなかったので、今回は謎の植物を一本生やしただけですが、植物のなびき方を風?を当てて変えれるところがすごい新鮮でした。
残念なところとしては、文字やUIのアイコンがすごく小さいのでその辺はもう少しどうにかならんもんかと感じました。
イーフロンティアはPoserの無料配布等、国内での3Dソフト啓蒙に力を入れているだけではなく、国内で頑張っている数少ない3Dソフトを製造、販売している(Shadeとか)会社なのでこれからも頑張って欲しいところです。
詳細データはこちら↓
【ソフト名】Vue
【作者名】efrontier
【価格】xStream版:228,900円(標準価格)
【ファイルサイズ】363,056,300 Bytes(Win版)
【インストーラ】有
【対応OS】Windows、Mac
【配布先】http://content.e-frontier.co.jp
【備考】

モバイルバージョンを終了